ご好評いただいております1/80 キハ40系シリーズも第二弾まで発売させていただきました。今後もこのシリーズは継続していき、日本全国で活躍したキハ40をできる限り製品化していきたいと思っております。

そんな中、キハ40系北海道タイプを購入されたお客様から「キハ22が欲しい・・・」の声が多く寄せられました。
そこで、2019年前半の商品製作スケジュールを少し変更し、急遽、当社のスタッフは、帯広幸福町にある幸福駅に保存しているキハ22の取材に行きました。

手持ちのキハ22基本図面はあまり参考にならず、正確な車両の寸法が必要になり、12月中旬の寒空のもと、 巻き尺片手に車両全体と床下機器箱のサイズを測定してまいりました。
取材当日は大雪で、展示中のキハ22の221と238はご覧のような雪化粧になっており、4時間の取材は吹雪と寒さの中で行うことになりました。
雪が多く降っている時間はキハ22の床下に潜って床下機器のサイズを測り、雪が止んでいる時間は車体の各部分を測るという具合に、必要な箇所をすべて測定できました。

車体の各部分を計測しました。
模型ですので、ここから多少はディフォルメを行って、キハ22のイメージに近づけます。

気動車の床下裏には多くの配管が走っています。全部表現するのは難しいですが出来る限り再現しようと思っています。

 

最後はこのような吹雪になり、これ以上の取材は断念しました。来年1月末にはサンプルの展示車両を製作し、5月には製品の販売を計画しています。

 

この雪景色を見ていると、この広大な厳しい酷寒の中を走るディ-ゼルカーに多くのお客様は魅力を感じているのだろうなと実感しました。
キハ22のエンジンは冬の間カバーで 覆われていますが、この部分は何とかして取り外しができる構造にし、床下梁とパイピング表現は必須だと今回の取材で強く思いました。

今回のキハ22形完成品第一弾は2019年5月発売を目指して頑張ります。
そのあとはキハ20・キハ58まで製作する予定です。