U-TRAINSでは南海10000系「サザン」の出荷を終えて一息もつかず、次回製作予定の6000系電車の実車取材を南海電鉄様にご協力いただいて南海高野線千代田検車区で行いました。今回は特別に6000系トップ編成を先頭にした8両編成をご用意いただきました。
6001編成は登場時は3両非冷房車で登場した前期タイプに当たり、その後、非冷房時代に4両編成と2両編成になりました。6000系トップ編成は前面と前面貫通扉の窓の大きさも後期形と異なります。登場した時は3両編成ですが、6001編成の4両化に際し後期形の6602形中間付随車(屋根のランボードがこの1両だけ低いタイプ)が増備されています。
6001編成と6023編成も前面窓のサイズ、貫通扉の窓の大きさと形状、また、パンタグラフ横のランボードの高さも異なります。
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今回は側面窓・床下機器箱・床梁のサイズもすべて測定し、3時間半の取材時間がアッという間に過ぎて、気が付いたら汗だくになっていました。
U-TRAINSでは2022年後半期から、非冷房時代・冷房改造車と現行仕様タイプを完成品仕様で製作準備に入る予定です。また、6000系はタイプによって仕様がかなり異り、4両編成の中間付随車に南海1000系のミンデン台車を履いている編成にも魅力を感じます。今後、静岡県の大井川鐡道でも活躍を始める先頭車2両編成も模型製作を計画しております。
南海6000系もここ数年には引退というお話もうかがいましたので、U-TRAINSでは南海初のステンレスカーをHOスケールモデルとして大切に残したいという思いを強くしました。
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- 1/80 scale, 南海6000系