東武鉄道 1800系 1819編成 vol.2
完成品は最終サンプルが完成してからかなりの時間がかかってしまいました。その間、床下機器、屋根クーラー取付け高さ、車体カラーの最終修正に時間を費やしてしまいました。今回は車体色の赤の表現にかなりこだわり、10数回に渡って塗りなおしを行って、やっと私達のイメージに仕上げました。私達の自己満足で発売が遅れた事を深くお詫び申し上げます。
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右が現行仕様の1819編成完成品になります
1819編成急行仕様
今回は1800系1~8番編成と一緒に活躍していた時代の「急行 りょうもう」・「ビジネスライナーりょうもう」を製作しました。妻面に帯塗装のある時代で、1800系と一緒に走らせて楽しめます。また、先頭車のワイパーは銀色、ワイパー固定位置も外側に停止機能を持っていました。
1819編成現行仕様
現行仕様の方向幕はすべて「臨時」の愛称板を取付け、現在のロケーションが楽しめます。東武車両だけでなく、東急8500系等と一緒に並ぶ風景も格別です。この車両は妻面帯塗装も省略された時代で列車無線アンテナきL字タイプを塔載。ワイパーは黒色塗装にしております。
1819編成 各車両の紹介
1819編成晩年急行時代 「りょうもう」・「ビジネスライナーりょうもう」
1869 1号車 赤城寄り先頭車
客室内の椅子はすべて赤城方向を向けております。
1859 2号車 1基パンタ塔載中間車
1849 3号車車 簡易運転台付中間車
1839 4号車 2基パンタ塔載中間車
1829 5号車 中間車
1819 6号車 浅草寄り先頭車
赤い車体に銀の窓枠が非常に良いバランスを表現している実車に近づける為に、経年変色の少ないステンレス材をプレス加工して、1両づつ丁寧にはめ込み作業をしております。
屋根関連
839/4号車 パンタ屋根配管・妻面部の配管は実車同様パンタ鉤はずしまで再現しております。
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屋根の雨トユもしっかり表現しております。
床下機器関連
床下機器は東武300/350系と同等のクォリティーで製作し、連結面空気3管とジャンクションボックスも忠実に再現。
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- 抵抗器の碍子類も色差しを行なっております。
- 動力車輪関連はエンドウ製波うちグレー車輪を使用しております。
- 台車は新規に製作しました。
製品の仕様
- 動力関連はエンドウ製MPギヤ-27.5㎜波打ち車輪にキャノンモーターEN-22を2両のパンタ付車に塔載しております。全車両に波打ち車輪を装着し、動力車以外はすべてピボット軸タイプになっております。
- 室内インテリアシートはカツミ製1800系「りょうもう」に合わせ、カツミ製特急クロスシートを塗装して装着。室内灯はU-TRAINS製室内灯、先頭車の乗務員室も後進時、点灯可能です。
- 今回はTRS871台車をダイカスト製で忠実に製作。エンドウ製MPギヤーにジャストフィットした設計で安定した走行をお楽しみ頂けますまた、台車は限定100両分を店頭にて発売しております。東武6050系新造車・10000系初期車等にお使いください。
- 製品は車体番号・コック標記・行先関連幕等をすべて取付済みになっておりますので、箱から出して直ぐに運転が楽しめます。
販売アイテム
1800系1819編成 急行仕様 6連 完成品
愛称板 「急行 りょうもう」 側面幕 「赤城行」 |
販売価格 440,000円(税込) (本体価格 400,000円) 販売終了 |
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愛称板 「ビジネスライナーりょうもう大田」 側面幕 「大田行」 |
販売価格 440,000円(税込) (本体価格 400,000円) 販売終了 |
1800系1819編成 現行仕様 6連 完成品
愛称板 「臨 時」 側面幕 「臨 時」 | 販売価格 440,000円(税込) (本体価格 400,000円) 販売終了 |
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この商品は天賞堂みなとみらい店と当社店頭及び通販でお買い求め頂けます。天賞堂みなとみらい店では復活時の「急行 りょうもう」愛称板/側面幕「団体専用」タイプもご用意しております。
天賞堂 みなとみらい店
所在地 | 〒220-0011横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビルディング1階 |
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TEL | 045-227-6851 |
FAX | 045-227-6852 |
minatomirai@tenshodo.co.jp |
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- 模型で一番良く見る角度で撮影しました・・・。
- 350系と並べてもイメージが全く異なる車両です。
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- 先頭車の照明演出。前進時と後進時の画像です。
- 後進時は乗務員室も点灯します。
東武1819編成製作後記
今回は1800系1819編成を製作しました。1編成しか存在しない車両ですが、こんなに模型の世界で人気があるとは思いませんでした。次回は東武1800系の丸目りょうもう登場時から晩年の姿を製作致します。セージクリーム帯とジャスミンホワイトの時代を検討中。8番編成の乗務員室の換気扇を付けたスタイル。5番編成の前面窓のスティーに変化のある編成などを特定編成で忠実にモデル化致します。2013年年末を予定発売を予定しています。いつも遅れるので・・・すみません。そして、通勤りょうもう改造車も製作致します。
東武鉄道 1800系 1819編成 vol.1
写真提供とれいん誌
東武1800系「りょうもう」の最終増備車として1819編成が1987年に誕生しました。編成基本は1800系に準じていますが先頭車のヘッドライト類は6050系に採用された角型ライトと運転窓の上部にある通過標識灯を装備し、クーラー・床下機器類は10000系に準じており、TRS-882台車・床下機器関連もすべて新規に製作。今回は晩年に活躍した、急行「りょうもう」と急行「ビジネスライナーりょうもう」を忠実に再現致します。赤い電車のイメージを再現するために、塗装の仕上げを更にアップし、素晴らしい1819編成をお届け致します。
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- 前面マスク部はプレス加工で製作しました。
- 今回、愛称板は横型のタイプになります。
- 前トイレ窓は300/350系と異なります。
- 写真提供とれいん誌
- 1800系は2013年夏に製作を予定しております。
完成品製作アイテム
1819編成晩年急行時代 「りょうもう」・「ビジネスライナーりょうもう」
特徴
- 急行時代は先頭車の列車アンテナは棒状になり、連結面の帯塗装も表現します。
- 側面のサボは号車番号と列車名を取付ます。
- 今回はクーラーは新規に製作し、冷却ファン・手すり・メッシュ等は別パーツで再現。
- 床下機器はすべて新規に製作し、既存の機器箱も一部改良致します。
- 今回は専用台車を新規に製作致します。快調にお客様のレイアウトを走行するために、エンドウ製MPギヤに規格を合わせて製作しました。
専用台車![]() |
取付予定のヘッドマーク![]() |
1819編成現行タイプ 「 臨 時 」
この商品は天賞堂横浜みなとみらい店とU-TRAINS限定販売商品です。
特徴
- 現在、「臨時」運用で活躍するスタイルを忠実に再現致します。
- 現行タイプは先頭車に付く、列車無線アンテナがL型になり、妻面部の帯も省略されている姿を製作致します。
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- 現在半田付作業も最終段階に入りました。
- 1819編成の特徴である屋根のコーナート雨トユも再現しています。
前面のサンプルを製作して塗装を行いました。塗装も実車のイメージを表現できるまで、何度もテスト塗装を行います。今回は7回目にやっと気に入った塗装になり、前面のイメージを製作しました。お得意様からこんな精密な前面部を販売して欲しい声もありました。