東武日光軌道線 ED611 電気機関車 vol.3
東武日光軌道線ED611キット6月30日発売
大変発売が遅れて申し訳ございません。台車・床下機器等の最終サンプルが完成いたしました。細部をチェックして量産に入ります。
新しい仕様のご案内
デッキは完全な状態で組立てあります。デッキタイプの電気機関車キットで一番組み立てるのに大変なのはデッキ部の手すりです。でも、このキットではデッキ部が組み立て済みになっております。車体にネジ止めするだけです。
動力装置は当初2~3両の貨車を牽引するのに十分なパワーがあれば良いと思って台車の片側にパワトラを1基搭載する予定でしたが、お客様のご要望で2基のパワトラを装備する仕様に変更しました。
今回のキットの主なパーツです。(ED611パーツ)
ED611を小さな地方私鉄に配属してみました
車庫の引き込み線で出発準備中のED611
本日は荷物が少なくて1両のみ。楽々と走るED611です。
ED611キット | 本体価格 45,000円+税 販売終了 |
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栗原電鉄ED351キット | 本体価格 45,000円+税 販売終了 |
ED611の詳しい資料は5月20日発売とれいん6月号で掲載されております。
東武日光軌道線 ED611 電気機関車 vol.2
U-TRAINSでは日光軌道線ED611に続き、栗原電鉄ED351も製品化致します。
栗原電鉄ED351につきまして
日光軌道線で活躍したED611は廃止後、宮城県の栗原電鉄に引き取られ、凸形電機の初代ED351に代わり、2代目ED351として再起致しました。栗原電鉄では最強の電機として、貨物輸送の主力として大活躍しましたが細倉鉱山の閉山に伴い貨物輸送が廃止となり、同機も長年の活躍に終止符が打たれました。
廃車後、線路の撤去された石越駅構内で永らく眠りについておりましたがやがて搬出され、現在は個人の方により大切に保存されているそうです。その後、栗原電鉄は1995年3月第3セクター化され、くりはら田園鉄道となり新しいスタートを切り運行費節減のため電車の運行を止め、気動車に置き換えるなどし体質改善に努めましたが乗客数の減少に歯止めをかけることは出来ず、今年3月多くの人に惜しまれつつも廃線となりました。
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基本はED611キットに準じた設計となりますが、日光軌道時代に取り付けられていた標識灯・排障器・片側ジャンパー栓の撤去、PS13パンタグラフ1個への変更など、実車に準じた作り分けをする他独特な書体のナンバープレートと、検査表記等も再現致します。
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- 栗原に来て前面ジャンパー栓の片側と窓上の標識灯が撤去されました。
- パンタグラフは日光時代のPT-52 2基からPS13の1基となりランボードも1基分を残し撤去されました。
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- 当機の台車はDT13によく似ていますが、軸間が異なり砂箱も付きます。本キットではロストワックスにて新規製作したパーツが付属致します。
- 独特なフォントのナンバープレートと社紋も製作します。
※キット・完成品共に少量の製作を予定しております。完成品では、くりでん独特のカラフルなボディーカラーを再現致しますのでご期待ください。
東武日光軌道線 ED611 電気機関車 vol.1
小さな電気機関車ED611は東武日光軌道線で国鉄から定期的に乗り入れて来る貨物列車を牽引していました。随分昔の話で1968年に廃線になった路線です。
今回はこのED611をフリーランス的に製作する予定で設計に入りましたが、前面部分をプレスで試みて製作してみると以外に曲線の美しさが実車同様に完成しました。小さくても真面目に作ろう・・・の声もあり全て車体はプレス製で製作しました。栗原電鉄タイプも製作いたします。
- 前面のプレス部分です。ED611の特徴をしっかりキャッチ
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- 電気機関車の複雑なデッキ部分
- デッキ部と前面を合体
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- 生地状態で組んでみました。屋根のランボード部は製品時では足部がロストワックス製、上部は木目状のパーツで2ピース構成になります。
- 足部をロストワックスにした理由は、栗原ED351の屋根部にランボードを短くした際にランボード足が残っております。取付けの時にこの足部を半田づけしてあしの立ち上がり部をニッパ等でカットし、ヤスリで丁寧に仕上げると表現が可能です。
組み立てて塗装してみました。最終仕様ではありませんがこんなイメージです。
塗装の時に随分沢山の意見がありましたがある雑誌社さまからは東武DRCのマルーンが車体に塗られているとのご意見を頂きましたのでサンプルは時間も無くこんな色になりました。
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- 当社のスタッフがサンプルを製作しました。まだ、各所のパーツが完成していませんが無いところは手仕上げで製作しています。(台車・前面フィルター・デッキ部のテールライトケース部はこんなに飛び出していません。)
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- サイドから見た前面部の曲線はこんな感じですか
- 斜めからの表情
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- パンタグラフを取付けた屋根部
- その他ロストワックスで製作したパーツ群
製品の仕様
発売予定商品 | 東武日光軌道線 ED611 (商品番号UT-6001) 栗原電鉄 ED351 (商品番号UT-6002) |
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発売予定日 | 東武日光軌道線 ED611 2007年5月21日予定 栗原電鉄 ED351 2007年6月1日予定 |
販売価格 | 本体価格 45,000円+税 |
付属品 | 専用台車(ロストワックス製) 動力台車 28.7ミリパワートラック 標記類(ナンバープレート・社紋・換算標記) |
別売品 | パンタグラフ フクシマ製PT-52 (日光軌道線タイプ) |
- 現在最終の製造に入っております。仕様は予告なく変更する場合も御座いますのでご了承ください。
- 完成品も少量ですが検討しております。