東武鉄道 6050系 vol.2
大変お待たせしました。実車の感動を超えた6050系が完成しました。多くのお客様の声をカタチにして数十箇所の新規製作パーツで構成。
モハ6150

浅草よりのパンタ付電動制御車モハ6150です。当社で発売している車体キットをベースに組み立てを進行しましたが、多くの東武ファンのお客様の声で、先頭車のスカートを変更して欲しい声が多く、キットのスカートは東武8000系と共通部品で10年前に製作したのもです。今回はロストパーツ製で車体の幅に合わせ、更にジャンパ詮ボックス・ウォッシャータンクまで表現。追加でヘッドライトケースまで新規製作しました。
- 先頭車の前面窓からは運転台機器・運転室をリアルに表現しました。
- パンタグラフはフクシマ製PS48Sに強制パンタ昇降装置を取付け、パンタ避雷器も特定番号でつくりわけしております。
- 会津鉄道・野岩鉄道のロゴも新規製作
- 妻面の配管と手すり・検査表記までも再現。
- 6050系ではよく見かける先頭車同士の連結運転も楽しめます。乗務員立ち入り禁止のロゴやハンドスコッチ付乗務員ステップも山側・海側も方向を変えて取付け。台車も2タイプを使用しております。カツミ製FS356とFS384に新規のボルスターアンカーを取付けました。
- 先頭車はヘッドライト・テールライト・通過表示灯まで点灯します。
クハ6250

日光・会津田島寄りのトイレ付先頭制御車です。今回はトイレタンクや室内の化粧室を表現。
- クハ6250には幌を取付、スカート内の機器箱もつくり分けています。車体番号は取付け済みで出荷しています。
- 今回の6050系更新タイプの先頭車には電気式密着連結器・妻面にはカツミ製エースカプラ-が付きます。
2パンタ更新車

6050系2パンタ車の見所は何と言っても冬時期に浅草駅に到着する快速電車の霜取りパンタが上がっている姿がたまらない・・・と言う、お客様の声が始まりでした。U-TRAINSではパンタ周りの屋根配管を本物そっくりに表現。配管も手作業で配管受けに通して半田づけで固定しています。模型では屋根を見る機会が多いのでより一層力を注ぎました。モーターベンチレーターの下とユニットクーラーの間は実車同様配管の寸法を変更してあります。
- 霜取りパンタ部分と避雷器・パンタ強制昇降装置
- ヒューズボックス・パンタカギはずし部分
6050系はご好評を頂きアイテムによっては販売終了しておりますが、現在、2パンタ車を再生産する予定ですのでお問い合わせください。次回は製作に入りました6050系登場時の原型車のご紹介をいたします。6000系と併結して楽しんではいかがでしょうか。
東武鉄道 6050系 vol.1
東武6050系電車について
東武鉄道6050系は、会津鬼怒川線開業を翌年に控えた1985年、老朽化していた先代快速用電車6000系の車体更新によって登場しました。更新された新しい車体は、ジャスミンホワイトを基調にパープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジの帯を巻いた斬新な塗装とブラックフェイスの前面デザインで、今までの東武電車のイメージを一新しました。(後に8000系が修繕工事をする際も同タイプの前面が採用されました。)分割併合運用が多い為2両ユニット構成はそのまま継承され、スカートの設置、ラッシュ時も考慮した両開扉の採用や誤乗防止用の車内行先幕の設置など、快速用車両としての新しい試みも各部にみられました。
登場後は、大きな変更も無く快速運用をメインに使用されてきましたが、1996年より増解結作業を容易にする為、自動連結器から電気連結器付密着連結器に交換が行われ、2001年からは5050系に代わり日光線ローカル運用に充当させる為、一部車両に霜取り付きパンタグラフが増設されております。また、近年の全検では妻面塗装の省略化と、モーターベンチレーター以外の屋根上ベンチレーターの撤去なども行われました。
現在は快速・区間快速として鬼怒川線・野岩鉄道・会津鉄道を経由して会津田島まで乗り入れる東武一の長距離ロングラン運用をメインに、宇都宮線・日光線のローカル運用まで、幅広い活躍を続けております。
東武鉄道6050系更新車

先代の快速電車6000系電車の機器を流用して1985年~1986年にかけ更新されたグループです。ボロ快速と揶揄された非冷房の6000系22編成44両が更新され生まれ変わりました。車体は台枠から新造されたものの、台車・ブレーキ・MM等は種車のものを再用している為、台車もFS357・FS057(製品ではFS356)を履いております。
東武鉄道6050系新製車

6000系からの更新工事中、車両不足に対応する為に2編成が製造されたのを皮切りに、野岩鉄道車・会津鉄道車を合わせ1990年までに計11編成22両が製造され活躍しております。更新車と同等の仕様で製造されましたが、この新製車グループは台車がS形ミンデン台車となりました。会津鉄道61200系・野岩鉄道61100系共に東武6050系に準じた構成となっており社紋・車番以外の相違点は無く、運用・検査も共通となっております。
製品仕様

決定版モデルとなるべく、幾度の改良を重ねて来ました東武6050系完成品がいよいよ発売となります。ヘッドライト・テールライト点灯(on/offスイッチ付新規床板採用)、車内灯白色LED採用、車内インテリア標準装備、クーラーにもこだわりメッシュ内のファンまで再現した8ピース構造の新規パーツを製作、動力には定評あるMPギア+LN14モーター採用致します。
完成品アイテム
東武6050系更新車(1丁パンタ車)6151F・6158F |
本体価格 158,000円+税 |
東武6050系更新車(霜取り2丁パンタ車)6153F・6156F |
本体価格 168,000円+税 |
東武6050系新製車(霜取り2丁パンタ車)6173F・6174F |
本体価格 168,000円+税 |
野岩鉄道61100系 61103F |
本体価格 158,000円+税 |
会津鉄道61200系 62201F |
本体価格 158,000円+税 |
行き先幕は1パンタ車は「快速・東武日光」・2パンタ車は「快速・会津田島」を予定しております。(写真はイメージです。)
製品詳細
- ヘッドライト・テールライト点灯 ※通過標識灯はオプションにて点灯化加工致します。
- クーラーは8ピースから構成される新規パーツを採用(当完成品限定のパーツとなります)
- 実車同様、増解結が容易なように各車床板にはon/offスイッチが標準装備となります。
- 屋根上配管はフルパイピングにて再現
- 白色室内灯標準装備
- ズラリと並んだ抵抗器もリアルに再現