キハ22形は同じキハ20系に属するキハ21形の改造型として登場しました。寒冷地での使用を想定し、キハ21形では吹き抜けになっていた客用扉を運転席近くに配すとともにデッキ付きとし、一段上昇式の二重窓と併せ、客室の保温性を高めています。
今回は6個ベンチレーターの前期型を中心に、バリエーションとして7個および9個ベンチレーターの後期型を製作いたしました。第一弾はツートンカラーの一般色を製作し、第二弾ではキハ40との連結も楽しめるよう首都圏色を製作いたします。
製品では、OJ キハ22形や1/80 キハ40系で培われたノウハウをさらに発展させ、床裏に配されたパイピングの表現や脱着式エンジンカバーなど新たな挑戦も加え、今までにないキハ22形を目指しました。基本的な仕様は既発売のキハ40に準じ、1次側ヘッド&テールライト・2次側ヘッド&テールライト・モーターのオン/オフスイッチも搭載され、他の気動車との連結や停止状態での照明演出が楽しめます。
OJゲージ譲りの細部へわたる作り込みを実現。車両番号表記の位置も実車通りに作り分けています。渡り板は可動します。
タブレットキャッチャーの形状も各種作り分けます。客扉の形状もプレスと平板の違い、レールの本数など実車通りに表現しています。
床下裏に通る配管のニュアンスを再現しています。
冬季に取り付けられるエンジンカバーも脱着が可能です。
※ ご注意
当社製品を運転の際は、パルス幅変調方式(PWM制御)タイプまたはDCC仕様のパワーパックを使用されますと、ヘッドライト・テールライト等の同時点灯及びモーターから異音が出る場合があり、LED照明基板・モーター等の故障の原因になりますのでご注意ください。
完成品 製作アイテム
キハ22型前期タイプ1~170は1958年~1963年にかけて製作されました。製作当初は車内の照明は白熱電球が使用され、車体側面のトイレ窓の高さも客窓位置と同じで、客室内のデッキ部分の仕切りもありませんでした(後に201~と同様に改造 ※製品も仕切り付きになります)。前期型は屋根上のベンチレーターが6個になっており、客扉もリブの模様があるタイプになっています。
A-TYPE キハ22形前期型(6個ベンチレーター)
販売価格 140,800円(税込)
(本体価格 128,000円)
製品番号 | 車両番号 | 所属 | タブレットキャッチャー | 前照灯 |
---|---|---|---|---|
A1a | キハ22-19 | 旭アサ | 旧型 | 原1灯 |
A1b | キハ22-107 | 旭ワカ | 旧型 | 原1灯 |
A1c | キハ22-134 | 釧イケ | 蒸気型 | 原1灯 |
A3a | キハ22-20 | 旭ワカ | 旧型 | 2灯庇銀 |
A3b | キハ22-21 | 旭ワカ | 旧型 | 2灯庇銀 |
A-1a
キハ22-19 「旭アサ」
キハ22-19は前期仕様6個ベンチレータータイプで、1959年の新製配置から1983年の廃車まで旭川に所属し、宗谷本線・天北線・羽幌線など道北を中心に活躍しました。製品は1970年代前半の頃をモデルにしています。
ヘッドライトは原型1灯、テールライトは旧型という初期のスタイルが楽しめます。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは小型のため、乗務員手すりは片側が短いタイプになります。客扉はプレスドアでレールは1本です。
A-1b
キハ22-107 「旭ワカ」
キハ22-107は前期仕様6個ベンチレータータイプで、1960年の新製配置から1986年ごろまで南稚内機関区に所属し、宗谷本線など主に道北を中心に活躍しました。製品は1970年代前半の頃をモデルにしています。
ヘッドライトは原型1灯、テールライトは旧型という初期のスタイルが楽しめます。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは小型のため、乗務員手すりは片側が短いタイプになります。客扉はプレスドアでレールは1本です。
A-1c
キハ22-134 「釧イケ」
キハ22-134は前期仕様6個ベンチレータータイプで、新製配置から1986年ごろまで池田機関区に所属し、最後は釧路機関区に転属されるなど、主に道東を中心に活躍しました。廃車後しばらくは広尾駅に保存されていました。製品は1970年代の頃をモデルにしています。
ヘッドライトは原型1灯、テールライトは旧型という初期のスタイルが楽しめます。スノープロウは複線タイプです。
タブレットキャッチャーはラインナップ中唯一蒸気タイプを搭載し、乗務員手すりは両方長いタイプになります。客扉はプレスドアでレールは1本です。
A-3a
キハ22-20 「旭ワカ」
キハ22-20は前期仕様6個ベンチレータータイプで、1959年の新製配置から1986年頃まで稚内に所属し、宗谷本線・天北線・羽幌線など主に道北を中心に活躍しました。
ヘッドライトはシールドビーム2灯庇付きに変更されましたが、テールライトは旧型のままです。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは小型のため、乗務員手すりは片側が短いタイプになります。客扉はプレスドアでレールは1本です。
A-3b
キハ22-21 「旭ワカ」
キハ22-21は前期仕様6個ベンチレータータイプで、1959年の新製配置から1982年の廃車まで稚内に所属し、宗谷本線・天北線・羽幌線など主に道北を中心に活躍しました。
ヘッドライトはシールドビーム2灯庇付きに変更されましたが、テールライトは旧型のままです。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは小型のため、乗務員手すりは片側が短いタイプになります。客扉はプレスドアでレールは1本です。
キハ22形後期タイプ246~317は1965年~1966年にかけて製作されました。このタイプより、屋根上のベンチレーターがデッキ部分に追加され、合計9個になりました。また、客扉が平板ドアへ変更されています。さらにC-1aとC-2aではヘッドライトのほか、スノープロウの単線/複線・タブレットキャッチャーの形状・乗務員手すりの長さの違いを作り分けます。
C-TYPE キハ22形後期型(9個ベンチレーター)
販売価格 140,800円(税込)
(本体価格 128,000円)
製品番号 | 車両番号 | 所属 | タブレットキャッチャー | 前照灯 |
---|---|---|---|---|
C1a | キハ22-308 | 旭ワカ | 旧型 | 原1灯 |
C2a | キハ22-282 | 札ナホ | 新型 | 2灯銀 |
C-1a
キハ22-308 「旭ワカ」
キハ22-308は後期仕様9個ベンチレータータイプで、1966年の新製配置から1986年ごろまで稚内に所属し、宗谷本線など主に道北を中心に活躍しました。製品は1970年代前半の頃をモデルにしています。
ヘッドライトは原型1灯ながら、テールライトは新型に変更されています。スノープロウは複線タイプです。
タブレットキャッチャーは小型のため、乗務員手すりは片側が短いタイプになります。客扉は平板ドアです。乗務員ステップは幅狭タイプになっています。
C-2a
キハ22-282 「札ナホ」
キハ22-282は後期仕様9個ベンチレータータイプで、1966年の新製配置から1980年ごろまで所属し、函館本線など札幌を中心に活躍しました。急行「いぶり」での運用もある車両です。製品は1970年代後半の頃をモデルにしています。
ヘッドライトはシールドビーム2灯、テールライトは新型に変更されています。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは台座付きで、乗務員手すりは両側が長いタイプになります。客扉は平板ドアです。乗務員ステップは幅狭タイプになっています。
キハ22形中期タイプ201~245は1963年~1965年にかけて製作されました。このタイプから屋根上のベンチレーターが7個になり、室内灯も蛍光灯に変更されたものの、客扉は初期型同様リブの模様が残っています。B-1aとB-2aではヘッドライトのほか、タブレットキャッチャーの形状の違いを作り分けます。
B-TYPE キハ22形中期型(7個ベンチレーター)
U-TRAINS 天賞堂 限定品
販売価格 140,800円(税込)
(本体価格 128,000円)
製品番号 | 車両番号 | 所属 | タブレットキャッチャー | 前照灯 |
---|---|---|---|---|
B1a | キハ22-242 | 釧クシ | 旧型 | 原1灯 |
B3a | キハ22-201 | 札ナホ | 新型 | 2灯銀 |
B-1a
キハ22-242 「釧クシ」
キハ22-242は中期仕様7個ベンチレータータイプで、1965年の新製配置から1990年の廃車まで釧路機関区に所属し、主に道東を中心に活躍しました。製品は1970年代の頃をモデルにしています。
ヘッドライトは原型1灯、テールライトは旧型という初期のスタイルが楽しめます。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは小型のため、乗務員手すりは片側が短いタイプになります。客扉はプレスドアでレールは2本です。
B-3a
キハ22-201 「札ナホ」
キハ22-201は中期仕様7個ベンチレータータイプで、1963年の新製配置は旭川ですが1980年頃から苗穂所属になり、函館本線など札幌中心に活躍しました。急行「いぶり」での運用も印象深い車両です。製品は1980年代の頃をモデルにしています。
ヘッドライトはシールドビーム2灯庇付きに変更されましたが、テールライトは旧型のままです。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは台座付きで、乗務員手すりは両側が長いタイプになります。客扉はプレスドアでレールは2本です。
キハ22形後期タイプの中でも最晩年に製作されたグループです。屋根上のベンチレーターは9個になってますが、Cタイプの後期型とベンチレーターの始まり方が逆になっています。客扉は平板ドア変更されています。また、前面テールライトの形状が変更され、乗務員ステップが幅狭になっています。D-1aとD-2aではヘッドライトの形状の違いを作り分けています。
D-TYPE キハ22形後期型
(9個ベンチレーター最晩年仕様)
U-TRAINS 天賞堂 限定品
販売価格 140,800円(税込)
(本体価格 128,000円)
製品番号 | 車両番号 | 所属 | タブレットキャッチャー | 前照灯 |
---|---|---|---|---|
D1a | キハ22-322 | 札ナホ | 新型 | 原1灯 |
D2a | キハ22-327 | 札ナホ | 新型 | 2灯銀 |
D-1a
キハ22-322 「札ナホ」
キハ22-322は最晩年仕様9個ベンチレータータイプで、1966年の新製配置から1979年ごろまで苗穂に所属し、函館本線など札幌を中心に活躍しました。急行「いぶり」でも運用された車両です。製品は1970年代の頃をモデルにしています。
ヘッドライトは原型1灯ながら、テールライトは新型に変更されています。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは台座付きで、乗務員手すりは両側が長いタイプになります。客扉は平板ドアです。乗務員ステップは幅狭タイプになっています。
D-2a
キハ22-327 「札ナホ」
キハ22-327は最晩年仕様9個ベンチレータータイプで、1966年の新製配置から1979年ごろまで苗穂に所属し、函館本線など札幌を中心に活躍しました。急行「いぶり」「ちとせ」での運用もあり得る車両です。製品は1970年代の頃をモデルにしています。
ヘッドライトは原型1灯ながら、テールライトは新型に変更されています。スノープロウは単線タイプです。
タブレットキャッチャーは台座付きで、乗務員手すりは両側が長いタイプになります。客扉は平板ドアです。乗務員ステップは幅狭タイプになっています。
付属品
側面サボ、客扉用ステップ・流し管(展示用)、ワイパー(予備)が付属します。
※ ご注意
当社製品を運転の際は、パルス幅変調方式(PWM制御)タイプまたはDCC仕様のパワーパックを使用されますと、ヘッドライト・テールライト等の同時点灯及びモーターから異音が出る場合があり、LED照明基板・モーター等の故障の原因になりますのでご注意ください。